老健で働く看護師が抱える悩みとは

老健で働く看護師は、急性期の病院や救急病院で働く看護師よりも穏やかに仕事が進められそうで魅力的だと感じている人も多いかもしれません。
ですが、老健で働く看護師にも悩みや辛いなと思うことがあります。

老健には医師が常駐しており、看護師は24時間体制で常駐するところがほとんどです。そのため、夜勤があります。
月にどのくらいのペースで夜勤になるかは看護師の人数などによって変わってきますが、病院勤務の時よりは少ないでしょう。
それでもやはり夜勤があると辛いという人は、日勤のみの勤務に変えてもらえるか相談してみるとか、日勤のみの勤務で募集しているところを探すことも検討しましょう。

老健は、医療と在宅の中間的存在と言われていますが、入所している人は基本的に病院での治療はいらない人ばかりです。そのため、医療処置のスキルをレベルアップさせたいという人にとってはやや物足りなさを感じることがあります。

老健は医師がいるので、何かあった時でも医師の指示を受けて医療行為を行えます。大きな責任はないのでプレッシャーに感じることはありませんが、もっと判断力を磨きたいと考えている人にとっては物足りないと感じるようです。

そして、老健では多職種スタッフとの連携を重視しており、看護師はその調整役となるように言われることがあります。それがうまくいかず、辛いと感じる人もいるようです。医療と介護の橋渡しをするためには、高いコミュニケーション能力を身につけることが大切と言えます。