老健は、2018年年4月から細かく分けられており、分類は「その他型」「基本型」「加算型」「強化型」「超強化型」です。
区分の方法は、10項目においてどれだけのポイントを取れるかによって決められます。
10項目には、在宅復帰率、ベッド回転率の他、居宅サービスの実施数、リハ専門職の配置割合、要介護4または5の割合、経管栄養の実施割合などが含まれています。
たとえば、自宅復帰率が50%以上なら20ポイント、30%超え50%以下なら10ポイント、30%以下は10ポイントです。居宅サービスの実施数は3サービスなら5ポイント、2サービスなら3ポイント1サービスは2ポイントとなっています。
その他型の老健は、指標点数が20ポイント以下で、必須条件はありません。基準型は、指標点数が20ポイント以上で、必須条件は、対処時指導等とリハビリテーションマネジメントです。
加算型は、指標点数が40ポイント以上で、必須条件は、対処時指導等とリハビリテーションマネジメント、地域貢献活動です。
強化型は、指標点数が60ポイント以上で、必須条件は、加算型の必須条件に加えて充実したリハがあります。超強化型は、指標点数が70ポイント以上、必須条件は、強化型と同じです。
加算型や強化型、超強化型は、在宅復帰・在宅支援機能が高い老健とみなされています。運営上も有利なので、強化型や超強化型に転換していく老健も多いです。在宅支援機能が高いほうが、入居者が入れ替わる頻度も高くなるので、看護師にも、それに対応できる働きが求められます。